愛媛県松山市の税理士。村上会計事務所(税理士村上孝範事務所運営)は経営革新等支援機関に認定されております。村上会計事務所はTKC全国会会員です。「独立開業・創業」、「資金調達」、「会社経営」 などでお悩みがありましたら、お任せ下さい。

変動損益計算書

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「変動損益計算書」とは

「変動損益計算書」とは、管理会計の考え方に基づいて作成される損益計算書で、すべての費用を売上伴って増減するか否かにより、「変動費」と「固定費」に分けて表示します。


「変動損益計算書」と「損益計算書」の違い

「変動損益計算書」(管理会計による損益計算書)は「経営者様の意思決定に役立つ情報を提供する」という点で「損益計算書」(財務会計による損益計算書)よりも優れています。


業績管理のための「変動損益計算書」と通常申告に用いる「損益計算書」とでは、何が違うのでしょうか?

少し専門的になりますが、企業会計原則では、「損益計算書」について「一会計期間に属するすべての収益とこれに対応するすべての費用とを記載して経常利益を表示し」、企業の一定期間(会計期間)の経営成績を示すとともに、「これに特別損益に属する項目を加減して当期純利益を表示しなければならない」と規定しています。

このことから、「損益計算書」の本質は企業の経営成績を明らかにすることであり、その経営成績は利益の大きさとその利益の発生原因を指します。

企業会計原則では、「損益計算書」に包括主義の様式を採用し、その主たる目的を処分可能利益の計算としています。

言い換えれば、「損益計算書」は株主や税務署など外部へ公表するためのものであり、ここで大切なことは当期利益を導き出すための大切なプロセスなのです。

しかし、このような外部公表目的で作成された「損益計算書」では、

  • 「目標利益を達成するためには、いくら売上をあげなければならないのか?」
  • 「社員を一人採用することによって、利益がいくら変わるのか?」

といったような質問に対して即座に答えることはできません。

「損益計算書」では、経営者様にとって欲しい情報がわかりにくい表示となっているため、内部管理を目的とする表示に組み替える必要があります。

この目的のために作成されるのが「変動損益計算書」なのです。


「変動損益計算書」とは、「損益計算書」で行なう損益の発生源特定のための費用分類ではなく、すべての費用を売上伴って増減するか否かにより、「変動費」と「固定費」に分けて表示した損益計算書のことをいいます。


「変動損益計算書」の活用について

「変動損益計算書」が提供する「経営者様の意思決定に役立つ情報」の例 は次のとおりです。

  • 利益と損失の境(損益分岐点)が見える。
  • 目標経常利益を確保するための必要な売上高を簡単に求めることができる。
  • 売上、変動費、固定費の3要素から利益アップの切り口がはっきりしてくる。


「変動損益計算書」の情報もストレスなく取得できるシステム導入のご提案

  • 当会計事務所では、財務会計による「損益計算書」は当然のことながら「変動損益計算書」の情報もストレスなく取得できるシステム導入のご提案を行なっております。
  • もちろん、日常の伝票の入力についても簡単に行なえます。
  • また、2期比較としておりますので、時系列比較でより問題点を掘り下げることも可能です。



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